私たちが目指しているお産は、おなかの中で楽しく子育てをし、赤ちゃんを抱っこして元気に退院していただくことです。
分娩方法は、経膣分娩でも帝王切開術でも、それはあくまでも手段であり、大切なのは「自分で産むんだ」という、お母さんの強い意志です。
そして、お一人お一人にとって「これでよかったな」と納得できるお産が、これから続く子育てをサポートする大きな力になると考えています。
理想の子育てを目指し、医療により最大限に安全を担保しながら、お母さんの強い思いを大切に、お母さん中心のお産に取り組みます。
また、妊娠中と同じくらい大切な分娩後のサポートもきめ細かく実践していきます。
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- お産について
お母さんや赤ちゃんの声に耳を傾け、
「育児」を大切にします
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分娩について
常勤医師4人体制
当院はお産のスペシャリストを含む常勤医師 4 人体制で診療を行っています。健診時から妊婦さんの経過観察を行っている医師が、チーム医療でお産までフォローするので、安心して出産にのぞんでいただけます。また、生殖医療も当院で行っているので、幅広い妊婦さんを受け入れることができます。
分娩室と LDR
分娩室のお産と LDR でのお産を選ぶことができます。LDR とは陣痛分娩室と呼ばれる部屋で、陣痛から出産、回復までひとつの部屋で過ごすことができます。
*同時に複数の出産が重なると、予約していても利用できない場合があります。
*お産の状況によって、通常の分娩室での出産になる場合や、分娩後にほかの部屋に移っていただくこともあります。立ち会い分娩
お父さんのみ立ち会い分娩をしていただくことができます。
*感染症等の流行時には、対応について諸条件を設けています。詳細については別途サイト上で公開を行います。帝王切開術
当院では帝王切開術は麻酔科医と連携して行っており、安全を確保しながら安心して手術を受けていただくことができます。
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母子同室
当院では分娩直後より母児同室を行っております。産後1週間はお母さんと赤ちゃんにとって、とても大切な時間です。赤ちゃんとの絆を深く強くするためにも、母子同室は多くのメリットがあります。けれど、特に初産の場合、初めて赤ちゃんと二人きりになるので不安を感じることが多いのも事実です。そのときはスタッフが赤ちゃんを新生児室でお預かりします。楽しみながら育児をするためには決して無理をしてはいけません。どうぞ遠慮なくご相談ください。
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お部屋
安心してお産し、快適に入院生活を送っていただくために異なる3タイプのお部屋をご用意しております。
■特別室(トイレ、シャワー付き)…1部屋 ■個室(トイレ付き)…8部屋
■3人部屋(半個室タイプ、3人部屋用トイレあり)…1部屋 -
ごはん
料理の持つ力は食べる人に伝わり、受け継がれ、その人の生きる力となって育まれます。当院では、日々のごはんをとても大切に考え、入院のお部屋の隣りにあるキッチンで、毎日、朝昼夕、調理スタッフが温かいごはんを愛情込めて作っています。お母さんのからだを考え、安全で旬の素材を使った目でおいしい、食べておいしい献立は、退院後の食卓のお手本にもなります。
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入院準備と期間
【入院準備】
妊娠後期に入る妊娠28週ごろから準備を始め、妊娠35週ごろまでには完了しておきましょう。入院生活に必要なものは、いつお産がきてもいいように、バッグに詰めてお部屋に置いておくと安心です。また、万一の切迫早産などでの緊急入院に備えて、リストをお父さんとも共有しておくとよいでしょう。
◎準備していただくもの
母子健康手帳、印鑑、筆記用具、入院申込書、出産手当金の書類(必要な方)、下着類(産褥ショーツ3〜4枚程度、産褥用ブラジャー2〜3枚程度、シャツなど)、洗顔料・基礎化粧品、ヘアゴム(髪の長い方)、ヘアブラシ、病衣(パジャマ)、バスタオル・フェイスタオル、箸、歯磨きセット(当院で購入できます)、ベビー用ガーゼハンカチ4〜5枚、退院時の赤ちゃんの服一式、おくるみ※必ず必要というわけではありませんが、陣痛時に寝ながら飲めるペットボトル用ストローキャップがあると便利です。
◎当院で用意してあるもの
分娩衣(分娩時に着ていただく病衣)、スリッパ、シャンプー・リンス、ボディソープ、ドライヤー、テレビ、冷蔵庫、お産用ナプキンのセット、赤ちゃんの服、オムツ、おしりふき、出生届用紙※なお、3人部屋を除くすべての病室にはソファベッドが用意されています。原則付き添いは必要ありませんが、状況によりご主人などご家族にご利用いただけます。その際の寝具は当院でお貸しできます(有料)。
[入院期間]
入院期間は、分娩翌日を1日目とし、経腟分娩では4日目、帝王切開術では6日目が退院日となります。なお、お母さんや赤ちゃんの体調により変更することがあります。
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母乳育児
母乳の良さをさまざまな角度から伝え、母乳で頑張りたいというお母さんのために、準備から退院後のアフターフォローまで、十分なサポート体制を整えています。母親学級での講座や、妊婦健診時ごとに個別に母乳育児のおはなしをするなど、きめ細かなサポートでおっぱいのケアをしていただいています。
けれど、決して母乳がすべてではありません。大切なのは、最終的に離乳したときに「これで良かったな」と思える育児方法が正解であり、そこには母乳、ミルクの区別はありません。お母さんや赤ちゃんの状況に合わせ、ミルクなどの支援も行うなど臨機応変に対応しています。 -
産後ケア
赤ちゃんのこと、母乳のこと、お母さんのからだのことなど、不安でいっぱいになる退院後のケアはとても大切です。当院ではお母さんと赤ちゃんのサークル「あしたばくらぶ」を立ち上げ、いっしょに楽しむさまざまなイベントや講座を開催しています。また、母乳相談や赤ちゃんの体重測定など、退院後の子育てをサポートする窓口を設けています。産後 1 か月検診では、鳥取大学医学部小児科の医師が赤ちゃん健診を行っています。
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妊婦健診
妊娠 12 週頃から妊婦健診が始まります。それまでに母子手帳をもらっておきましょう。
妊婦健診で受診された際、医師の診察の前後で助産師が面談を行います。診察前面談では、困っていることや気になることなどを事前にお伺いし、医師へ伝えます。また、診察後では医師の説明が十分であったか、悩みが解消されたかなどを確認します。また各週数で気をつけないといけないことやお母さんの身体変化、赤ちゃんの状態や母乳のことなどそれぞれの妊婦さんに沿ったお話をします。診察室では緊張して聞けないことや聞き逃したことなどもゆっくり時間をとって助産師がお話しをさせていただくので、安心してお帰りいただけます。
4D エコー検査
当院では高性能の 4D エコー装置を導入しており、基本的には毎回の健診時に 4D エコー検査を無料で行っています。他院妊婦健診中の方も、1 回 1,500 円で4D エコー検査を受けていただくことができます。
エンジェルメモリー
「Angel Memory(エンジェルメモリー)」は、妊婦健診の際に撮影した胎児のエコー動画をスマートフォン、タブレット、パソコン、携帯電話にて、いつでも閲覧できるサービスです。
当院では、開院当初から(鳥取県西部地区では初導入)サービスを行っています。里帰り分娩をされる場合でも、里帰り先施設で導入されていたら引き続きご利用できます。◎定期健診
妊娠24週まで…1回/4週間
妊娠24週〜妊娠36週まで…1回/2週間
妊娠36週以降…1回/1週間◎健診スケジュール
妊娠12週頃⇒初期検査(妊婦健診1回目)
*初期検査の結果の説明を行うため、2回目の健診は2週間後
妊娠22週・30週頃⇒内診、採血検査、胎児スクリーニング
妊娠36週頃~⇒胎児心拍数モニター検査(NST検査)
妊娠37週~⇒毎回の健診時に内診 -
里帰り出産を希望される方へ
ご実家から離れて暮らすお母さんの心身の負担を軽減し、安心できる環境で出産していただくために、里帰り出産の方を随時お受けしています。ご希望の方はお気軽にお電話、またはお問い合わせフォームからお問い合わせください。
当院では、妊娠後期に入ってからの移動など身体への負担を軽減し、安心安全なお産に備えるために、里帰り時期は妊娠 34 週までに帰省し受診されるようお願いしています。
*なお、妊娠前 BMI30 以上、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの全身管理が必要な既往症・合併症をお持ちの方は、場合によっては高次医療機関へ紹介させていただくことがあります。